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当社が行っている中国貿易のメリットとは?

Byadmin

3月 14, 2025

当社が行っている中国調達のサービスのメリット

当社が中国建材ビジネスにこだわる理由──小ロット調達という独自のソリューション

はじめに──私たちの原点

当社HONG KONG JCBO LIMITEDは、なぜ中国経済、特に建築資材の貿易にこだわって事業を展開しているのか。それには明確な理由と、20年以上にわたる実務経験から生まれた独自のソリューションがあります。今回は、当社の原点とビジネスモデルの特徴について、代表者の実体験を交えてお話しします。

2004年、上海での創業──すべてはここから始まった

私自身が中国との貿易に携わるようになったのは、2004年に上海で貿易代理店を立ち上げたことがきっかけです。当時の中国は、改革開放政策のもとで急速な経済成長を遂げており、「世界の工場」としての地位を確立しつつありました。

創業当初は、日本企業のお客様向けに、中国での調達全般をサポートするという幅広い業務を想定していました。衣料品、雑貨、電子部品、機械部品など、様々な商材の調達依頼に対応していました。しかし、事業を進めていく中で、意外な分野からの依頼が増えてきたのです。それが、建築業界でした。

転機となった一本の電話──アメリカ経由の建材輸入という矛盾

ある日、一人の日本人建設会社の社長から連絡をいただきました。その社長は、アメリカから建築資材を輸入して、日本で建設事業を行っていました。高品質なアメリカ製建材を使うことが、同社の差別化ポイントだったのです。

しかし、その社長はあることに気づきました。「アメリカで仕入れる建築資材の多くは、実は中国から輸入しているものがほとんどだ」という事実です。つまり、中国で製造された建材が一旦アメリカに輸出され、そこで流通を経て、再び太平洋を渡って日本に輸入されているという、非常に非効率なルートを辿っていたのです。

「わざわざ太平洋を超えて仕入れる意味がない。中国から直接調達できないだろうか」──この質問が、当社のビジネスモデルを決定づける転機となりました。

建材調達の最大の課題──最低ロットの壁

早速、中国の建築資材市場と製造工場を調査し始めました。確かに、中国には優れた品質の建材を製造する工場が数多く存在しており、価格競争力も非常に高いことが分かりました。しかし、同時に大きな課題も明らかになりました。

輸出貿易を行っている中国の工場の多くは、「最低ロット(MOQ:Minimum Order Quantity)」を設定しており、少量での調達が困難だったのです。例えば、合板であれば1コンテナ単位(数千枚)、タイルであれば数トン単位といった具合に、大量発注が前提となっていました。

これは工場側の立場からすれば当然のことです。輸出取引には通関手続き、船積み手配、書類作成など、多くの固定的なコストが発生します。少量の取引では、これらのコストを回収できないため、ある程度のロットをまとめる必要があるのです。

しかし、日本の建築現場、特に中小規模の工務店やリフォーム業者にとって、コンテナ単位での大量発注は現実的ではありません。現場ごとに必要な資材の種類と量は異なり、多品種少量の調達が求められるのが実態です。

独自のソリューション──中国国内市場からの小ロット調達

この課題を解決するため、当社は独自のアプローチを開発しました。それが、「中国国内の建築資材市場から小ロット調達を行い、それを日本へ輸出する」という方法です。

中国人のリフォーム手法に学ぶ

中国では、一般家庭がリフォームを行う際、大型の建材市場で必要な資材をバラバラと少量ずつ購入し、自宅の内装を仕上げるという方法が一般的です。これらの建材市場には、合板、フローリング、タイル、壁紙、建具、金物など、あらゆる種類の建材が揃っており、小売りベースでの購入が可能です。

当社は、この中国人が日常的に行っている調達方法を、日本企業向けの貿易ビジネスに応用したのです。

具体的なオペレーションの流れ

①お客様からの発注受付
日本のお客様から、必要な建材のリスト(品目、仕様、数量)を受け取ります。例えば、「合板10枚、フローリング材50平米分、内装ドア3枚、タイル20平米分」といった、多品種少量の組み合わせです。

②中国国内市場での調達
上海、広州、深圳などの大型建材市場で、リストに基づいて一つひとつの商材を調達します。工場からの大量仕入れではなく、市場での小売購入なので、少量でも問題ありません。

③倉庫への搬入と検品
調達した資材を、当社の倉庫に搬入します。ここで品質チェック、数量確認を行い、お客様の要求仕様を満たしているかを確認します。

④混載梱包
複数の異なる商材を、一つのコンテナにまとめて梱包します。いわゆる「混載便(LCL: Less than Container Load)」の形態です。この段階で、輸送中の破損を防ぐための適切な梱包を施します。

⑤日本への輸出
中国側の輸出通関を行い、海上輸送で日本に送ります。日本側の輸入通関も当社が代行し、指定の納入先まで配送します。

このプロセスにより、お客様は必要な資材を必要な量だけ、効率的に調達できるようになりました。

なぜ大手業者はこのビジネスをやらないのか

このような小ロット・多品種の混載調達は、実は非常に手間がかかる業務です。大手商社や大手貿易会社があまり手を出さない理由は、ここにあります。

効率性の問題
大手企業は、大量取引による効率化を追求します。一度に数千万円、数億円という大規模な取引を少数こなす方が、数十万円の小規模取引を多数こなすよりも効率的だからです。

マニュアル化の困難性
小ロット・多品種の調達は、案件ごとに内容が異なり、マニュアル化や自動化が困難です。一つひとつの案件に対して、きめ細かな対応が必要となります。

利益率の問題
手間がかかる割に、一件あたりの取引金額が小さいため、大手企業の利益基準を満たしにくいのです。

当社が小ロットビジネスで成功できる理由

一方、当社のような小規模な専門商社にとっては、このビジネスモデルは十分に採算が合います。

少人数による柔軟な対応
大手企業のような大きな組織ではなく、少人数のチームで運営しているため、固定費が低く抑えられています。一件あたりの取引金額が小さくても、十分に利益を確保できます。

専門性の高さ
建材という特定分野に特化することで、専門知識を深め、効率的なオペレーションを確立しています。どの市場で何が調達できるか、品質の良い商材はどこにあるか、適正価格はいくらかなど、長年の経験に基づく知見があります。

顧客との密接な関係
大手企業では難しい、顧客一人ひとりとの密接なコミュニケーションが可能です。現場の細かなニーズを理解し、最適な提案ができます。

お客様にとってのメリット

このビジネスモデルは、お客様にとって以下のような大きなメリットをもたらします。

必要な量だけ調達できる
コンテナ単位での大量発注を強いられることなく、現場で実際に必要な量だけを調達できます。過剰在庫を抱えるリスクがありません。

多品種を一度に調達できる
複数の異なる商材を、一度の取引でまとめて調達できます。それぞれ別々の工場と交渉する手間が省けます。

コスト削減
中国から直接調達することで、中間流通コストを削減できます。アメリカ経由で輸入していた当初のお客様は、大幅なコスト削減を実現しました。

柔軟な対応
急な仕様変更や追加発注にも、迅速に対応できます。大手工場では難しい柔軟性が、当社の強みです。

建築業界特有のニーズに応える

建築業界には、他の業界とは異なる特有のニーズがあります。

現場ごとに異なる要求
同じ工務店でも、住宅建築、店舗改装、オフィスリフォームなど、プロジェクトの種類によって必要な資材は全く異なります。

設計変更への対応
設計段階では想定していなかった変更が、施工段階で発生することは日常茶飯事です。追加資材の緊急調達が必要になる場面も多々あります。

コストとスケジュールの厳しい管理
建築プロジェクトでは、予算とスケジュールが厳格に管理されています。資材調達の遅れや予算超過は、プロジェクト全体に影響します。

当社の小ロット・多品種調達のソリューションは、まさにこうした建築業界特有のニーズにフィットしているのです。

これからも現場に寄り添ったサービスを

創業から20年、当社は一貫して「現場のニーズに応える」ことを最優先に考えてきました。大手企業が対応しない、手間のかかる仕事であっても、それが本当にお客様の役に立つのであれば、全力でサポートします。

建築業界の皆様が抱える資材調達の課題を、中国ビジネスの専門家として解決していく。それが、当社が中国建材ビジネスにこだわり続ける理由です。

小ロットでの建材調達にお困りの工務店様、リフォーム業者様、設計事務所様、ぜひ一度当社にご相談ください。20年の経験と実績を活かし、お客様の現場に最適なソリューションをご提案いたします。


HONG KONG JCBO LIMITED(香港佳士博有限公司)
建築現場のニーズに応える、小ロット建材調達の専門家

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