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中国家具のグリーンサプライチェーン規格が本格運用、環境建材調達は「素材名」から供給網評価へ

2026年9月8日 新素材・環境建材
中国家具のグリーンサプライチェーン規格が本格運用、環境建材調達は「素材名」から供給網評価へ

中国では家具産業の環境対応が製品単体からサプライチェーン全体へ広がっている。国家標準GB/T 46013-2025「家具行業緑色供応鏈評価要求」は2025年8月1日に公布され、2026年2月1日に施行された。家具分野でグリーンサプライチェーンを評価するための推奨国家標準であり、中国メーカーが環境性能を管理・説明する際の一つの基盤となる。

日本企業が中国で「環境家具」を探す際、竹、再生材、低VOCなどの言葉だけで判断するのは不十分だ。完成家具の環境負荷は、基材、接着剤、塗料、金属部品、梱包、製造工程、輸送など複数要素から構成される。例えば再生材を使用していても、耐久性が低く短期間で交換すればライフサイクル全体の負荷は増える可能性がある。

中国では竹家具の国家標準GB/T 32444-2026も2026年8月1日に施行された。竹は中国が大きな供給基盤を持つ素材で、家具、内装、店舗什器などで利用できる。日本企業にとっては、木材とは異なる意匠性を持つ材料としてだけでなく、安定した加工技術や量産性を持つ工場を探せる点に価値がある。ただし日本へ輸入する場合は、用途に応じて建築法規や品質要求を別途確認する必要がある。

環境配慮を発注条件にするなら、メーカーへ抽象的に「エコ素材を使ってほしい」と伝えるのではなく、材料構成、原材料供給者、再生材比率、塗装・接着剤情報、製造場所、梱包材、交換可能部品などを項目化するべきだ。ホテルやチェーン店舗では同じフォーマットを複数工場へ送れば、価格以外の比較が可能になる。

日本のデベロッパーやホテル会社が環境情報の開示を強めれば、中国OEM側にもトレーサビリティを求める場面が増える。今後の中国調達では「環境に良さそうな新素材」を探すだけでなく、材料の由来から製造、梱包まで説明できる工場を選ぶことが重要になる。グリーン建材の競争力は素材のキャッチコピーではなく、供給網をどこまでデータで説明できるかによって評価される方向へ進んでいる。

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