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中国家具のグリーンサプライチェーン標準、調達先評価を「製品」から「工場全体」へ

2026年9月6日 新素材・環境建材
中国家具のグリーンサプライチェーン標準、調達先評価を「製品」から「工場全体」へ

中国では家具産業の環境対応を製品単体ではなく供給網全体で評価する標準整備が進んでいる。GB/T 46013-2025「家具行業緑色供応鏈評価要求」は2025年8月に公布され、2026年2月1日に施行された。全国家具標準化技術委員会が関係する推奨性国家標準で、中国家具メーカーがグリーンサプライチェーンを構築・評価する際の基盤の一つとなる。

日本のホテルやデベロッパーでは環境調達方針を設定する案件が増えており、中国家具を採用する際も「環境に優しい材料です」という営業説明だけでは不足する。木材の調達先、板材、接着剤、塗料、生産時の資源利用、包装、物流など、供給網全体の情報が必要になる。中国側でこうした管理標準が整備されることは、サプライヤー評価の共通言語を増やす意味がある。

ただし中国標準へ適合していることが、日本のプロジェクト独自の環境基準を自動的に満たすわけではない。発注者がFSCなど特定の認証、VOC基準、再生材比率、製品カーボン情報などを要求する場合は、それぞれ証拠資料を確認する必要がある。工場全体の認証と今回納入する材料の証明を混同しないことが重要だ。

調達時にはサプライヤー評価表へ環境項目を追加する。材料トレーサビリティ、廃材管理、塗装工程、包装削減、再利用可能な梱包などを確認し、価格・品質・納期と同じように評価する。特にホテルチェーンや多店舗展開では一度採用した家具を長期間追加購入するため、工場の環境管理体制が継続性にも関係する。

中国家具を「安価な輸入品」としてではなく、設計・品質・環境性能を含むサプライチェーンとして評価することが今後の調達では重要になる。

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