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中国建材のFCLとLCLをどう使い分けるか、運賃だけでなく破損・荷役・納期まで比較する

2026年9月8日 国際物流・海上輸送
中国建材のFCLとLCLをどう使い分けるか、運賃だけでなく破損・荷役・納期まで比較する

上海、寧波、深圳、広州周辺、青島などから日本へ建材や家具を輸入する場合、海上輸送はFCLとLCLの選択が基本になる。FCLはコンテナ一本を一荷主で使用し、LCLは複数荷主の貨物を混載する方式である。貨物量が少なければLCLという判断になりやすいが、店舗什器、家具、タイル、石材では運賃以外の条件まで比較する必要がある。

家具は重量に比べて容積が大きく、塗装面や角が破損しやすい。LCLでは輸出側倉庫と輸入側倉庫で混載・仕分けの荷役が発生するため、貨物に触れる回数が増える。石材やガラスなど重量物と同じ混載環境になる可能性も考慮したい。貨物量が一定以上になれば、FCLに切り替えて工場または指定倉庫からコンテナ単位で管理する方が、総コストと破損リスクの両面で有利になる場合がある。

FCLでは20GP、40GP、40HQなどコンテナ種別を選択する。家具や軽量内装材は容積を使うため40HQが候補になりやすい一方、タイルや石材は重量制限が先に問題になる。製品価格の見積段階で梱包後の総重量とCBMを取得し、積載シミュレーションを行うことが重要だ。完成品家具をノックダウン構造に変更するだけで、必要コンテナ本数が変わることもある。

海上輸送費を見る際は、Ocean Freightだけで比較してはいけない。中国側の集荷、輸出通関、CFS、書類費、日本側の港湾・倉庫関連費用、通関、配送などを含めた総額で確認する。見積には有効期限を付けてもらい、どこまでが料金に含まれるかを明確にする。運賃市況は変動するため、過去の料金をそのまま予算へ使用するのも避けたい。

日本では国土交通省が京浜港・阪神港を中心とする国際コンテナ戦略港湾政策を進めている。中国からの調達でも、最終納品地だけでなく、利用港から現場までの国内配送を含めてルートを比較する必要がある。

店舗やホテル案件では納期遅延の影響が大きい。価格だけでLCLを選択せず、貨物量、破損リスク、荷役回数、納期、国内配送を含む総物流設計でFCLとLCLを選ぶことが、中国建材輸入の基本である。

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