
中国の建材・家具調達では、1688.comやAlibaba.comなどのB2Bプラットフォームを利用すれば、数分で多数のサプライヤーを検索できる。しかし、候補を見つけることと、信頼できる工場を選ぶことは別の作業である。店舗什器、造作家具、照明、タイル、金物などは外観が似ていても、生産設備、材料、品質管理、輸出経験によって完成度が大きく異なる。
第一段階は候補抽出である。検索では商品名だけでなく、素材、用途、加工方法、産地を組み合わせる。家具なら佛山、東莞、安吉など、照明なら中山周辺など、産業集積地を意識すると専門メーカーを見つけやすい。第二段階は実在確認で、会社名、統一社会信用コード、工場住所、設立年、営業範囲を確認する。販売会社と工場が別の場合は、実際の製造場所を明示してもらう。
第三段階はサンプルである。サンプル費用を惜しんで量産へ進むと、色、質感、寸法、梱包の違いを発見できない。特注品では図面を送り、量産と同じ材料・工程でサンプルを作る。第四段階は工場監査で、設備、材料倉庫、加工ライン、検品エリア、完成品倉庫を確認する。オンライン商談だけでは分からない外注比率や整理整頓の状態も判断材料になる。
第五段階が量産検品である。初回取引では、製造開始後の中間検品と出荷前検品を分ける方がよい。完成後の検品だけでは工程不良を修正できない場合がある。検品基準は「きれい」「問題なし」のような表現ではなく、寸法公差、傷、色差、強度、数量、梱包条件を具体的に定める。
オンラインプラットフォームは調達先探索の入口として非常に有効だが、価格ランキングだけで発注先を決めると失敗しやすい。特に建材は現場への影響が大きく、納品後に交換すると物流費と施工費が商品代金を上回ることもある。中国OEMでは最安値の工場より、図面理解、材料管理、品質記録、輸出対応を総合して選ぶことが、最終的なコストを下げる。
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