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中国建材の追加発注で価格が変わる理由、初回契約時に再注文条件を決める

2026年9月6日 中国貿易・契約・リスク
中国建材の追加発注で価格が変わる理由、初回契約時に再注文条件を決める

中国から店舗什器やホテル家具を輸入すると、開業後に破損やレイアウト変更で数台だけ追加発注することがある。このとき初回100台の単価で一台だけ購入できるとは限らない。量産時の価格には材料一括購入、設備段取り、梱包、輸出書類など固定費が分散されているため、小口再注文では単価が大幅に上がる可能性がある。

初回契約時にRepeat Order条件を確認しておくとよい。最小発注数量、少量注文時の追加費、金型保管期間、材料・色の保管期間を質問する。特注金物や樹脂部品では金型の所有権と保管場所も明確にする。日本側が金型費を全額負担していても、契約上の所有権が曖昧だと別工場へ移管できない場合がある。

色と材料の継続性も重要である。化粧板、張地、塗料などはメーカーが廃番にする可能性がある。商品名だけでなく材料メーカーと型番を記録し、廃番時には事前通知を求める。補修頻度が高い部品は初回に予備を確保する方が安い場合が多い。

再注文では国際物流費も問題になる。家具一台だけを海上LCLまたは航空便で送ると、本体より物流費が高くなることがある。交換可能な金物、脚、扉など部品単位で送れる構造にしておけばコストを抑えられる。

ホテルやチェーン店舗では初回購入価格よりライフサイクルコストが重要である。メーカー選定時に「5年後に一台だけ作れるか」という質問を入れると、長期供給への姿勢を確認できる。中国調達を単発輸入ではなく保守まで続く取引として設計することが、結果的に最も大きなリスク削減になる。

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