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中国建材の検品は出荷直前だけでは遅い サンプル・初品・量産・積込の4段階管理

2026年9月15日 品質管理・検品
中国建材の検品は出荷直前だけでは遅い サンプル・初品・量産・積込の4段階管理

中国から家具や建材を輸入する際、「出荷前に検品すれば安心」と考える企業は多い。しかしオーダー家具、石材、金属製品などは完成後に重大な仕様違いが見つかっても、船積み予定日までに修正できないことがある。品質管理は完成品検査ではなく、生産工程の複数段階に分ける必要がある。

第一段階は承認サンプルである。木目、塗装色、石材、金属メッキ、布地などを実物で承認し、番号を付けて工場と日本側の双方が保存する。写真だけでは照明条件やスマートフォンの色補正で見え方が変わるため、重要な仕上げは物理サンプルを基準にしたい。

第二段階は初品確認である。量産を始める前に完成品を1台、または代表的な1ユニット製作し、寸法、構造、仕上げ、金物、組立方法を確認する。ホテル家具なら一室分をモックアップとして製作する方法が有効だ。この段階なら設計上の問題を発見しても量産全体への影響を抑えられる。

第三段階は量産中検査である。完成率が一定段階に達した時点で、材料が承認仕様と一致しているか、加工寸法や色が安定しているかを確認する。工場が納期短縮のため別材料へ変更していないかを見る意味でも重要だ。最終検品だけでは、完成後に隠れる内部構造や下地材を確認できない場合がある。

第四段階は出荷・積込確認である。数量、梱包番号、外装状態、木箱補強、コンテナ内の固定方法を確認し、写真を残す。木材こん包材を使用する場合は、日本の植物防疫上、ISPM15に適合する処理と表示が必要となる木材こん包材に注意する。製品が合格していても梱包や積載が悪ければ、日本到着時に破損するからだ。

検品基準は「良い・悪い」という感覚ではなく、図面寸法、公差、承認色、傷の許容範囲、数量など客観的な基準で作る。中国調達では不良品を見つけることより、不良品を大量生産させない工程を作ることの方が重要である。4段階管理を発注条件に組み込めば、日本到着後の手直し費用と工期遅延を大きく減らせる。

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