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中国オーダー家具調達の品質は図面で決まる、量産前に固定すべき12の仕様

2026年9月15日 オーダー家具・造作家具
中国オーダー家具調達の品質は図面で決まる、量産前に固定すべき12の仕様

中国の家具展示会では「全屋定制」「高端定制」が大きなテーマになっている。日本の店舗やホテルでも、中国工場へ図面を送りカウンター、収納、ベンチ、壁面什器などを製作する案件が増やしやすい環境にある。しかしオーダー家具のトラブルの多くは、工場の加工技術より発注仕様の曖昧さから発生する。

量産前に最低限固定したいのは、外形寸法、板厚、基材、表面材、色、木目方向、エッジ処理、内部構造、金物、接合方法、分割方法、梱包方法である。「ウォールナット色」「黒い金物」といった表現だけでは工場ごとに解釈が変わる。色は承認サンプル、塗装番号、化粧板品番など物理的な基準を残し、承認品には署名または管理番号を付ける。

特に注意したいのが板材である。同じ18ミリと指定しても、合板、MDF、パーティクルボードでは重量、強度、ビス保持力、耐水性が異なる。化粧面だけを確認すると内部材料の変更を発見できないため、試作品では断面や裏面も確認する。ホテルや飲食店で水分がかかる場所では、エッジ処理や接着方法も指定する必要がある。

金物も品質差が出やすい。蝶番やスライドレールはブランド、型番、耐荷重まで指定し、代替品を使用する場合は事前承認制とする。中国工場では調達事情により同等品へ変更することがあるため、「同等品可」という曖昧な契約は量産品質を不安定にする。完成検品では外観だけでなく扉の隙間、引き出し動作、水平、がたつきも確認する。

さらに日本への輸送を考えると、家具そのものの寸法と梱包寸法は別管理が必要だ。大型家具は完成品で輸送せず、現場組立式にすることでコンテナ積載効率と搬入性を改善できる。その場合は部品番号、組立図、金物リストを工場に作成させる。

中国オーダー家具の強みは、設計自由度と加工選択肢の広さである。それを日本の現場で生かすには、口頭説明を減らし、承認図とサンプルを契約上の品質基準として機能させることが最も重要になる。

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