
Maerskは2026年9月4日、アジア域内のA04サービスをA14へ統合し、9月下旬から新たな運航体制へ移行すると発表した。新A14の寄港順は新港、タンジュンペラパス、シンガポール、厦門、釜山、新港、大連、釜山で、既存A04は終了する予定である。この変更は中国―日本直航運賃を示すものではないが、アジア域内の船社ネットワークが需要や定時性を踏まえて継続的に再編されていることを示す。
中国建材の日本輸入では「以前と同じ船会社だから同じルート」と考えない方がよい。フォワーダーから提示された輸送日数が直航なのか、釜山などで積み替えるルートなのかによって、リードタイムと貨物取扱回数が変わる。家具、ガラス、石材、衛生陶器など破損リスクがある貨物では、トランシップの有無を見積段階で確認したい。
また中国側の工場所在地と輸出港の組み合わせも再検討する価値がある。華南工場なら深圳・南沙、華東なら上海・寧波、華北なら青島・天津などが候補になるが、単純な陸送距離だけで決めるのではなく、日本向け本船頻度、直航便、締切時間、港湾費用を合わせて比較する。複数工場の商品を混載する場合は集約倉庫の位置も重要になる。
ホテルや店舗の大型案件では、発注時に物流ルートを固定しすぎると、数カ月後の船社改編に対応しにくい。契約上は指定積出港と希望スケジュールを定めつつ、代替港や代替船社へ変更できる運用余地を持たせる方法が現実的だ。中国の製造工程だけでなく海上ネットワークも変化するため、船積み1カ月前、2週間前、Booking時の複数段階で最新スケジュールを再確認することが望ましい。



