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中国建材の木箱・パレット、ISPM15マークを出荷前写真で確認すべき理由

2026年9月6日 国際物流・海上輸送
中国建材の木箱・パレット、ISPM15マークを出荷前写真で確認すべき理由

中国から石材、ガラス、家具、衛生設備を輸送する際、重量物を固定するため無垢材の木箱、木枠、パレット、ダンネージが多用される。日本の植物防疫所は木材こん包材について国際基準ISPM15に基づく対応を行っており、未加工木材を使用した梱包材では適切な消毒と規定方式の表示が重要になる。

ISPM15は製品本体の品質規格ではなく、国際貿易に使用する木材こん包材を介して病害虫が移動することを防ぐための植物検疫措置である。対象にはパレット、ダンネージ、木枠、木箱、スキッドなどが含まれる。一方、合板、パーティクルボードなど加工工程によって病害虫リスクが低減された材料は扱いが異なる。

中国工場では輸出梱包を外部業者へ委託することが多く、営業担当者が梱包材の詳細を把握していない場合がある。「export wooden case」と記載されているだけでは十分ではない。発注時にISPM15適合を条件とし、梱包完成後にマークが読み取れる写真を提出させる。マークが板の継ぎ目や金具で隠れていないことも確認する。

特にLCLでは他社貨物との混載となり、倉庫で積替えや追加梱包が行われる可能性がある。工場出荷時は問題がなくても、途中で追加された木材が適切か確認できないケースがあるため、フォワーダーにも梱包条件を共有する。FCLでもコンテナ内の固定用ダンネージに無垢材を使用する場合があるので、積込業者への指示が必要だ。

日本の店舗施工では「商品が港に着けば予定通り搬入できる」と考えがちだが、国際物流には通関、検疫、港湾作業という工程がある。木材こん包材の不備は製品品質と無関係でも納期を止める要因になる。出荷前検品チェックリストに「木箱・パレット材質」「ISPM15表示」「梱包写真」を追加するだけで防げるトラブルは多い。

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