
中国から天然石や加工石材を輸入する際、仕入担当者が最初に見るのは平方メートル単価になりやすい。しかし石材は物流費と取扱費の影響が大きく、商品単価が安くても重量管理を誤ると総原価が上昇する。タイルや家具と異なり、大判石材は木箱自体も重く、コンテナの容積より重量が先に制約となる場合がある。
見積依頼では石種、厚さ、仕上げ、寸法に加えて1平方メートル当たり重量、木箱数、各木箱の総重量を取得する。20GP、40GP、40HQのどれを使うかはCBMだけで決めない。重量貨物では20GPを複数本使う方が積載・陸送面で合理的になる場合もあるため、フォワーダーへ総重量を伝えて確認する。
加工石材では図面管理も重要だ。カウンターや壁面材を中国で寸法加工する場合、部材番号を施工図と一致させ、木箱外側にも番号を表示する。天然石は柄が連続するように切り出す「ブックマッチ」など意匠指定があるため、工場で仮並べして写真承認してから梱包すると現場での混乱を減らせる。
品質検査では割れ、欠け、補修、色差、厚さ、寸法、表面仕上げを確認する。天然材は個体差が前提なので、何を不良とするかを事前に決めることが重要だ。木箱はフォークリフト作業や海上輸送に耐える構造とし、内部で石材が動かない固定を確認する。中国石材調達では商品価格、加工費、梱包費、重量運賃、日本側荷役・配送を一体で計算し、現場施工まで含めた単価で国内調達と比較する必要がある。





