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Maison Shanghai 2026開幕 8万㎡で素材・未来生活・デザインを展開、店舗内装の中国調達をどう見るか

2026年9月8日 店舗デザイン・内装
Maison Shanghai 2026開幕 8万㎡で素材・未来生活・デザインを展開、店舗内装の中国調達をどう見るか

上海で2026年9月7日、Maison Shanghai 2026が開幕した。上海市政府の公式案内によると、会場は上海世博展覧館で、開催期間は9月7~10日。展示面積は8万平方メートル、4ホールを使用し、20を超えるテーマ展示を構成する。テーマは東洋文化と素材、未来生活とテクノロジー、オリジナルデザインとアイデア、ライフスタイルとクロスオーバーデザインの4分野で、素材・製品・インテリア建築に関する5つの専門賞、100のフォーラムも予定されている。200社を超える企業が中国国内市場向けの差別化商品を展示するとされ、単なる家具見本市よりインテリアとライフスタイル提案に近い性格を持つ。

日本の店舗設計・内装会社がこうした展示会を見る際、完成品のデザインだけを撮影して終えるのはもったいない。実務上価値があるのは『何を日本案件へ転用できるか』を部材単位で見ることである。例えば店舗什器なら、面材、エッジ材、金属脚、引手、ヒンジ、照明、石材天板を分解して供給元を確認する。完成家具メーカーから一式購入するより、特徴的な部材だけを中国から調達し、日本で最終製作する方が納期や施工精度を管理しやすいケースもある。

また、展示品と量産品を同一視してはいけない。展示会サンプルは職人が特別に仕上げた一点物である可能性があるため、商談時にはMOQ、量産時の公差、標準リードタイム、色管理方法、梱包方法、輸出経験、補修部材の供給期間を確認する。塗装家具なら色番号だけでなく艶度と基準サンプルを固定し、石材・天然木なら許容できる色差や木目差を写真付き仕様書にする。店舗案件は開業日が固定されるため、価格差より納期遅延の損失が大きい。

さらに、日本で固定して使用する造作家具や壁面材では、ホルムアルデヒド規制、防火材料の要求、施工場所の内装制限を設計段階で確認する必要がある。中国の検査報告書や中国規格への適合だけで、日本の建築基準法上の使用条件を満たすとは限らない。照明を組み込んだ什器では電気用品安全法の対象判定も別途必要になる。

上海では同時期にCIFF上海、Furniture Chinaも開催されており、9月上旬は家具・インテリア調達先を横断比較できる時期である。日本企業にとって有効なのは『良いデザインを探す視察』から『日本案件に採用可能な工場・材料・部品を登録する視察』へ目的を変えることだ。展示会で候補を発見し、工場監査、サンプル、試験、見積、量産前検品までを一つの調達工程として設計すれば、中国のデザイン市場を実案件へつなげやすくなる。

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