
中国家具の新規仕入先を探す日本企業にとって、2026年秋の重要日程が第140回中国輸出入商品交易会、いわゆる広州交易会だ。公式情報では、第1期が10月15~19日、第2期が10月23~27日、第3期が10月31日~11月4日に広州で開催される予定で、家具・建材を探すなら第2期の「Quality Home Life」が中心になる。公式カテゴリーにはBuilding & Furniture、Housewares、Gifts & Decorationsなどが設定されており、店舗、ホテル、住宅、飲食店向けの商品を横断的に比較できる。
直前の第139回春季広州交易会第2期では、展示面積51.5万平方メートル、2.5万ブースが設けられ、建材・家具を含む3大分野に1万社超が出展した。竹木家居用品や集成住宅・庭設備などの新設エリアも登場し、木塑複合材、環境配慮型材料、モジュール建築などが紹介された。中国家具は「既製品を安く購入する市場」だけでなく、環境素材、スマート機能、OEMを含む製品開発の場へ移っている。
日本のプロバイヤーが展示会で見るべき項目は、展示品の見栄えだけではない。MOQ、試作費、量産リードタイム、木材含水率、塗装仕様、金物メーカー、梱包方式、日本向け輸出実績をその場で確認したい。ホテルや飲食店用では難燃性や耐久性、造作家具では図面対応力と施工誤差への理解が重要になる。サンプルが優れていても、量産工程を別工場へ外注する企業もあるため、「この製品を実際にどこで作るのか」を聞くことも必要だ。
展示会後は名刺の数ではなく、候補を3~5社に絞って工場を訪問する方が効率的だ。広東省には佛山、東莞、中山など家具・照明・建材の大きな産業集積があり、広州滞在と組み合わせやすい。見積書はEXW価格だけでなく、FOB港、梱包容積、総重量まで取る。日本への物流費は容積によって大きく変わるためだ。2026年秋に新規調達を始めるなら、展示会を商品探しの場ではなく「工場を比較する一次選考」と位置付けることで、帰国後の商談精度が大きく変わる。
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